シャチ・海鳥 観察撮影ツアー

 羅臼前浜のシャチと海鳥

 羅臼港周辺の海域には、春から初夏にかけてシャチの家族が頻繁に姿を見せます。 5月中旬から6月末までがピークシーズンで、数家族が一か所に集合するスーパーポッドの状況が発生する年もあります。 1家族の頭数が30-40頭という大家族であること、船と人間に興味があり、若い個体が頻繁に観光船に接近してくること、魚と海獣クジラ類の両方を捕食することなどが羅臼のシャチの特徴です。

 海鳥は、春はエトロフウミスズメ、アビ類、ヒレアシシギ類の夏羽、ハシボソミズナギドリの大群、夏から秋はウトウ、フルマカモメ、トウゾクカモメ類、アホウドリ類、冬はウミガラス類、ウミスズメ類を観察することができます。エトピリカはまれ、ケイマフリは冬のみ見られます。 

チャーター船による観察撮影ツアー

 羅臼で見られるシャチの家族は、数時間のサイクルで狩り捕食と休憩を繰り返します。休憩時間には、好奇心にあふれた若い個体が船のすぐそばに近寄ってきます。 ジャンプやスパイポッピングが見られるのもこのタイミングです。 2時間半の通常の観光船では、実質観察時間は1時間前後のことが多く、シャチが遊ぶ時間帯に巡り合う確率は低くなります。 6時間のチャーターツアーでは4時間以上の実質観察時間が取れるので、良い場面に出会う確率は格段に上昇します。またハシボソミズナギドリの大群を探す時間も十分にとることができます。シャチや海鳥のそばで停船する時間が十分とれるため、海鳥の観察撮影にも最適の船になります。国後島と知床半島に囲まれた羅臼の海は、波が穏やかことが多く、観察撮影に好適な海域です。

視線の低い釣り船タイプの船を使用

 シャチや海鳥を観察撮影する場合、視線の低さは大切な要素となります。水面から顔を出す際、背の高い船からはシャチの目が写りずらくなります。 息継ぎのブローや背景の山々も、視線が低い方がより良く写真に捉えることができます。 また、少人数利用でもチャーター料金を抑えることができるのも釣り船タイプの良い点です。 ただし、キャビンが狭いため、雨の強い日や波の高い日には出航することができません。 羅臼に1-2泊以上滞在する、余裕を持った日程でお越しください。

最適な撮影機材

 船の上では三脚を使用することはできません。 シャチとの距離や船との位置関係は常に大きく変化しますので、手持ちで撮影できる望遠ズームレンズが最適です。 突然、船のすぐ横に顔を出すことがあるので、70-300㎜か80-400㎜程度のレンズが適しています。 背景の雪山を入れたい場合、ハシボソミズナギドリの大きな群れに出会った場合には、24-50㎜程度の広角レンズも有用です。 海鳥は、通常、至近距離に近寄ることができないので、150-600㎜程度の手持ちできる望遠レンズが適しています。

出航場所 出航時間 料金 予約

 出航場所:知床羅臼港  出航時間:午前9時

 航海時間:6時間前後 (天候や波の状況で短縮されることがあります。)

 運航:朝枝II

 出航予定:2018年5月中旬ー6月末 予定

 料金:料金未定以下はお1人当たりのおおよその予定金額です。 (小学生以下半額)

6名 7名 8名 9名 10名
15000円 14000円 13000円 12000円 11000円