施設案内・利用規則

 

  • 観察撮影時間
  •  日没30分後くらいから深夜12時までがシマフクロウ観察時間になります。 深夜12時を過ぎると観察用照明が消灯されます。
  •  鷲の宿の休業日(年末年始)を除いて、一年中利用可能です。
  •  観察撮影される方は、日没時刻を目安に入場してください。 退出は、シマフクロウの居ないタイミングで随時可能です。 
  •  
  •  

  •  
  •  
  • 観察施設
  •  チトライ川に生息する野生のシマフクロウを観察撮影できる観察施設で、余程の暴風雨でない限り、毎晩ほぼ確実にシマフクロウに出会うことができます。 渓流の中に自然のよどみを再現した給餌池を作り、夕暮れ時に相当するスポットライトを設置しています。 暖房の効いた観察小屋の中から、シマフクロウが魚を捕獲する様子やヒナ鳥の遊び行動、家族間の様々な社会行動をじっくりと観察することができます。 観察撮影される方々には、コーヒーとお茶の無料サービスおよび明るい双眼鏡の無料貸し出しを行っています。
  •  
  •  
  • シマフクロウの目に優しい照明装置
  •  カラスがねぐらに帰り、シマフクロウが活発に活動を始める夕暮れ時の明るさで川の水面を照らしています。 川の魚が眠り、しかし、シマフクロウには魚が見やすく眩しくないという最適の照度に設定されています。 シマフクロウは、全くの暗闇では魚を探すことが出来ません。 魚を探しやすい最適な照度で照明することで、シマフクロウは観察施設に長時間滞在し、給餌池以外の川魚やネズミを獲る行動を見せてくれます。 
  •  また、こうした暗い照度でも良い写真が撮影できるように、照明の点灯方法に特別の工夫を凝らしています。 詳しくは、「写真撮影」のページをご覧ください。
  •  
  • 給餌池
  •  渓流の中に石の囲いを作り生きたヤマメを放すことで、シマフクロウの狩りを観察撮影できるようにしています。 知床の渓流には、深い淵にヤマメやオショロコマが多数生息しています。 給餌池は、大きさと深さを自然の淵に似せてあり、中に石を置いて魚の隠れ場所を作っています。 シマフクロウが胸まで漬かってようやく底に届く深さであるため、周辺で自然の魚を獲るよりも難しい状況を作っています。 魚はシマフクロウの居ない時間帯に給仕池に入れ、給餌するタイミングと魚の数は毎日バラバラです。 こうした給餌の方法を続けることで、シマフクロウが人馴れすることを防いでいます。 また給餌池での魚捕獲の難易度が高いため、シマフクロウはまず自然の魚を獲ろうとし、川に魚が見つからない時に給餌池の魚を獲ります。
  •  
  •  
  • 観察小屋
  •  シマフクロウが安心して川に滞在できるように、観察小屋か鷲の宿の客室から観察します。 自家用車を川岸に止めて観察撮影することはできません。 全員が建物に入って観察するためシマフクロウの安心感が大きく、給餌池周辺に1-2時間滞在することも稀ではありません。 観察小屋は暖房を備え、30人程度収容可能です。
  •  
  •  

利用規則

 

入場時刻

 できるだけ日没時刻までに、遅くとも日没30分後までに入場してください。

 日没30分を過ぎると原則として入場できません。 止むを得ない事情で日没後30分以降に入場される場合は、必ず「鷲の宿」にご連絡ください。 シマフクロウが川や川岸にいる場合は、立ち去るまで駐車場で車内に待機していただく事になります。

 

退場時間

 シマフクロウが立ち去ったタイミングで随時退場可能です。

 

車両停車場所

 車両は「鷲の宿」手前の駐車場に駐車してください。 川岸や「鷲の宿」、観察小屋の前に停車することは出来ません。 進入路の道幅が狭いため、大型バスの場合は道道87号線で降車し、徒歩で観察小屋に入っていただく事になります。

 

観察撮影場所

 観察撮影は、観察小屋および「鷲の宿」の客室からのみ可能です。 車の中や屋外では観察撮影することは出来ません。

 

写真撮影のルール

 写真撮影の際、ストロボを使用する事は出来ません。 特殊な照明を使用している為、ストロボなしでブレの無い鮮明な写真を撮影することが出来ます。 手持ち可能な重量のレンズであれば三脚も不要です。

 オートフォーカスの補助光は必ずOFFにして下さい。 OFFに出来ないカメラの場合は、発光部にテープを貼るなどのご協力をお願いしております。

 車の中からの撮影や川岸にカメラを設置してのリモコン撮影は禁止されています。

カメラの設定については「写真撮影」のページをご覧ください。